2022年7月、広島銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」の概要

広島銀行の7月ランキング1位は、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」だった。同ファンドは、世界の高配当利回りの公益株に投資するアクティブファンドである。公益企業は電力やガス、水道など日常生活に不可欠なサービスを提供しており、景気の良し悪しに左右されにくく、収益基盤が安定しているという特徴がある。同ファンドの7月末時点における6カ月騰落率は+19.77%、1年間騰落率は+25.17%で、高いリターンとなっているので、8月以降も広島銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
基準価額 2,857円
信託報酬 1.81%(年率・税込)
純資産残高 1兆712億円

<騰落率>
1カ月  1.00%
3カ月  0.37%
6カ月 19.77%
1年    25.17%

※7月末時点

全体を見て:インカムゲイン狙いのファンドが人気

広島銀行では、インカムゲイン狙いのファンドの人気が高かった。ランキング2位の「フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド」は、国内のリート(不動産投資信託)に投資するアクティブファンドで、6月末時点における実績配当利回りは3.77%となっている。高い配当利回りが狙えるファンドとして、8月以降も広島銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド
基準価額 8,229円
信託報酬 1.045%(年率・税込)
純資産残高 385.9億円

<騰落率>
1カ月  3.35%
3カ月  3.45%
6カ月  7.19%
1年    -0.09%

※7月末時点