7月の資金流入額1位は「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」(139.04億円)

REIT型ファンドの7月資金流入額1位は「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドは国内のリート(不動産投資信託)に投資し、東京証券取引所が算出・公表している「東証REIT指数(配当込み)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。7月の東証REIT指数は上昇した。米国の利上げペースが鈍化するとの期待から米長期金利が低下。国内のREIT市場も上昇したからだ。同ファンドの資金流入額(約139億円)は、国内公募投資信託(ETF除く)の中で5番目の大きさで投資家の関心も高い。8月以降も高水準の資金流入が続くかどうかに注目だ。

■ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)
基準価額 2,725円
信託報酬 0.792%(年率・税込)
純資産残高 4,334億円

 <騰落率>
1カ月  3.1%
3カ月  3.1%
6カ月  5.5%
1年    -3.6%

※7月末時点

7月のリターン1位は「ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)為替ヘッジあり」(7.71%)

REIT型ファンドの7月リターン1位は、「ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)為替ヘッジあり」だった。同ファンドは、米国のリートに投資するファンドである。同ファンドには「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の2つのコースがあり、「為替ヘッジなし」の7月のリターンは+6.4%だった。「為替ヘッジなし」の7月末時点の騰落率は、以下の通り。

1カ月  6.4%
3カ月 -3.1%
6カ月 11.1%
1年    21.1%
※7月末時点

「為替ヘッジあり」の1年間の騰落率は-1.8%だが、「為替ヘッジなし」は+21.1%と高いリターンとなっている。2022年になって、円安・ドル高が進んだからだ。そして、「為替ヘッジなし」の純資産残高は2,291億円と、「為替ヘッジあり」の3.91億円よりもはるかに大きい。高いリターンをだしているので、「為替ヘッジなし」の純資産残高が8月以降も増えるかどうかに注目している。

■ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)為替ヘッジあり 
基準価額 13,321円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高 3.91億円

<騰落率>
1カ月  7.7%
3カ月 -7.9%
6カ月 -5.3%
1年    -1.8%

※7月末時点