2022年7月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要

マネックス証券の7月ランキング1位は、「楽天日本株4.3倍ブル」だった。同ファンドは、先物取引を積極的に活用することにより、日々の基準価額の値動きが国内株式市場の概ね4.3倍程度になることを目指して運用を行うブル型ファンドである。6月は-14.7%と、大きく下落した。ただ、7月は日経平均株価が28,000円を目指す展開となり、同ファンドの7月末の基準価額も11,408円と、6月末の9,342円に比べて約22%上昇した。ブル型ファンドはハイリスク・ハイリターンなので、毎月10%以上動くことも珍しくない。信用取引などで積極的にリスクをとった取引をしている投資家以外は購入しない方がいいだろう。

■楽天・日本株4.3倍ブル  
基準価額 9,342円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 496.13億円

<騰落率>
1カ月 -14.7%
3カ月 -25.7%
6カ月 -40.0%
1年    -45.0%

※6月末時点

全体を見て:ベア型ファンドも人気

マネックス証券では、ブル型ファンドだけでなくベア型ファンドの人気も高く、上位10ファンド中3つがベア型ファンドとなっている。6月は日経平均株価が9日の28,389.75円から20日の25,520.23円まで急落したので、7月も下落狙いでベア型ファンドに買いを入れた投資家も多かったと考えられる。ただ、7月の日経平均株価は上昇して28,000円を目指す展開になった。ランキング2位の「SBI日本株3.8ベア」の7月末の基準価額は419円と、6月末の519円に比べて約20%の下落となっている。ベア型ファンドもハイリスク・ハイリターンなので、リスクを積極的に取れる投資家以外は購入しない方がいいだろう。

■SBI日本株3.8 ベア  
基準価額 519円
信託報酬 0.913%(年率・税込)
純資産残高 68.94億円

<騰落率>
1カ月  8.35%
3カ月 10.43%
6カ月  4.85% 
1年   -13.64%

※6月末時点