5月は過ごしやすい日が続くイメージがありますよね。しかし実は年々気温が上昇しています。気象庁は1875年6月から観測を始めますが、翌年の1876年5月の平均気温は17度でした。そこから現在までおおむね右肩上がりに上昇し、近年では20度を超える年も珍しくありません。
特に2019年は記録的な暑さが続き、5月としては初めて東京都心で4日連続の真夏日(30度以上)が観測されました。
【5月の平均気温の推移(1876年~2021年)】
気象庁は先日「ラニーニャ現象」が今年の夏まで続く可能性が高いと発表しています。今年の夏も暑くなるかもしれません。
今日は日本で最も暑かった5月について詳しくなりましょう。記事の最後では本格的に暑くなる前に仕込みたい猛暑関連銘柄についても紹介します。
春に30度を超える異常高温
2019年5月の暑さは記録ずくめとなりました。26日には北海道の佐呂間で39.5度を観測し、5月の歴代最高気温となります。この日は全国的に暑く、各地の最高気温で5月の最高気温ランキングを20位まで独占しました。
暑さは翌日も続き、東京都心では観測史上初めて4日連続の真夏日となります。前後の年と比べるといかに異常な暑さだったかが分かりますね。
【東京都心の最高気温】