2022年5月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「キャピタル世界株式ファンド」の概要
みずほ銀行の5月ランキング1位は、「キャピタル世界株式ファンド」だった。同ファンドは世界の株式に投資するアクティブファンドで、4月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.テスラ(米国)
2.マイクロソフト(米国)
3.台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾)
4.アルファベット(米国)
5.メタ・プラットフォームズ(米国)
4月は7.0%のマイナスリターンとなったが、5月末時点における基準価額も20,304円と4月末の20,679円に比べて1.9%のマイナスだった。米国の比率が56.2%で、業種別では情報技術の21.4%がもっとも多い。米国の情報技術などのグロース株は、ロシアのウクライナ侵攻や米金利上昇によって売りが優勢になっている。同ファンドにとって厳しい環境がしばらく続きそうだが、6月以降もみずほ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。
■キャピタル世界株式ファンド
基準価額 20,679円
信託報酬 1.701%(年率・税込)
純資産残高 2,729.4億円
<騰落率>
1カ月 -7.0%
3カ月 0.4%
6カ月 -9.5%
1年 2.5%
※4月末時点
全体を見て:外国株式ファンドの人気が高い
みずほ銀行では、5月も海外株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」は、資本効率、ビジネスモデル、財務バランス、事業環境の変化へ対応への観点などから優れていると判断される企業に投資するアクティブファンド。4月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.マイクロソフト(米国)
2.ノボ・ノルディスク(デンマーク)
3.ロレアル(フランス)
4.アイデックスラボラトリーズ(米国)
5.フィリップ・モリス・インターナショナル(米国)
同ファンドも米国の比率が71.6%(4月末時点)と高く、直近のパフォーマンスは冴えない。2021年12月に新規設定されたが、設定来の騰落率は-5.93%(4月末時点)となっている。純資産残高が2,000億円を超えているが、6月以降もみずほ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。
■ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド
基準価額 9,407円
信託報酬 1.8335%(年率・税込)
純資産残高 2,440.55億円
<騰落率>
1カ月 -3.9%
3カ月 2.08%
設定来 -5.93%
※4月末時点