日本のスマホ料金は高い? 国際比較を紹介

時々「日本の通信料金は高い」という批判が見られます。菅元総理大臣も携帯電話大手キャリアに料金の引き下げを強く求めていました。

そもそも日本の通信料金は他国と比べて高いのでしょうか? 総務省によると、最もシェアの高い通信事業者を比較すると以下のようになったようです。日本(東京)とアメリカ(ニューヨーク)が突出して高く、データ容量20GBにおいては日本が最も高くなりました。GDPの差を考えれば、日本とアメリカの通信料金が同水準というのは確かに高いかもしれません。

※スマートフォン(MNO)で最もユーザーシェアの高い事業者の料金プラン

出所1:総務省 電気通信サービスに係る内外価格差調査 令和元年度調査
出所2:OECD Gross domestic product (GDP)

政府からの圧力もあって通信料金は大手も含め低下傾向にあります。この機会にプランの見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。