2022年2月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」の概況

福岡銀行の2月ランキング1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、アルファベットやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」シリーズでは、「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が人気だが、福岡銀行ではトップ10に入っていない。ただ、「Bコース(為替ヘッジなし)も人気ファンドで、2月には約291億円の資金が流入した。これは、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で3番目の大きさである。FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測やウクライナ情勢の緊迫化によって米国の成長株は売りが優勢になっているが、3月以降も同ファンドに買いが集まるかどうかに注目だ。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)

基準価額 42,753円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 5462億円

<騰落率>
1カ月 -1.6%
3カ月 -11.2%
6カ月   -6.0%
1年        21.9%

※2月28日時点

全体を見て:外国株式型ファンドが人気

福岡銀行では、トップ10ファンド中5つが外国株式型ファンドとなっている。2位の「ひふみワールド+」は、日本を除く世界各国の株式を主要対象とし、成長性が高いと判断される銘柄を中心に投資するアクティブファンドである。同ファンドの2月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.アルファベット 1.44%
2.アクセンチュア 1.37%
3.アメリカン・エキスプレス 1.36%
4.タイソン・フーズ 1.23%
5.EOGリソーシズ 1.22%

2月の基準価額は小幅なプラスになったが、世界の株式市場は上値の重い展開が続いている。ただ、2019年12月からの設定来騰落率は40.79%と高いリターンになっているので、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な運用を心がけるべきだろう。

■ひふみワールド+  

基準価額 14,079円
信託報酬 1.628%(年率・税込)
純資産残高 1948.28億円

<騰落率>
1カ月    0.34%
3カ月 -10.00%
6カ月   -7.91%
1年          6.26%

※2月28日時点