第3土曜日が3連休になる確率が高いことから、懐かしく感動の場となる同窓会の開催日をこの日に設定してもらうべく、同窓会支援サイト「ゆびとま」を運営するゆびとま再開発公団(当時は株式会社ゆびとま)が、毎月第3土曜日を「同窓会の日」として制定した。
2022年1月の「同窓会の日」は、1月15日となる。
児童、生徒、学生と成長する中で忘れ得ぬ数々の友人
同窓会というと、小学校、中学校、高校、さらに大学と数々の機会に恵まれる人もいる。ただ、大学時代の友人は同じような職業となることが多いが、高校、中学校、小学校と年少時代の仲間になるほど、人生設計が多様でさまざまな人生を送っている人が多い。それだけに参加すると多くの新鮮な刺激を体験するようだ。
社交的なアメリカ人にも、30歳を過ぎると真の友は作りがたいという俗説があるようだ。25歳ぐらいまでの友人は“永遠の友”(BFF:best friend forever)となり得ることが多いが、それ以降は“友人のような人たち”(KOF:kind of friend)だと、区別して表現する人がいるほどだ。
アメリカの思想家で作家でもあったエルバート・ハバードは、「友人とは、あなたの全てを知っていて、それでもあなたを好いてくれる人のことだ」という言葉を残している。いわゆる幼なじみとされる年少時代の友人には、この言葉に思い当たる人物が多いようだ。同窓会に持ち寄った古い写真の数々に、年少時代の面影が幾重にも浮かんできて、懐かしい時代の話が尽きないものだ。
しかし大人となり、仕事にも相当の責任が重なるようになると、当然のことながら関心やライフスタイルが変わり、大切な若き日の友人のことが徐々におろそかになりがちだ。共通点の多かった友人同士が、次第に疎遠になるのはよくあることだ。
しかし、揺るぎなき確固とした友情で結ばれている人は、ストレス対応に優れ、長寿であることが各種の研究で示されている。聖トマス・アクィナスは、「この地球上には、真の友情より価値のあるものは何もない」という言葉を残している。同窓会を軸としつつ、定期的な連絡を取り合うなど、かけがえのない友情を大切にしたいものだ。