公募株式投資信託(ETFを除く)の純資産総額が初めて80兆円を突破
ファンド数 5,586本(-10本)
6月の公募株式投信(ETFを除く)の資金流入額は、8,798億円と7ヶ月連続で流入超過となった。純資産総額は81兆391億円となり、初めて80兆円を突破した。引き続き外国株式ファンドへの資金流入が多く、大きな存在感を示している。ただ、グローバルに投資するファンドの資金流入額はやや減少し、欧州地域や北米地域を対象とするファンドの資金流入額が増加した。外国株式型ファンドの6月のリターンは2.7%で、カテゴリー全体の第2位となった。7月に入っても米国主要3指数(NYダウ・S&P500種株価指数・ナスダック総合株価指数)は過去最高値を更新しており、7月も旺盛な資金流入が続くだろう。
1兆円ファンドが3本に
「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」と「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が新たに純資産総額1兆円を達成した。純資産総額が1兆円を超えているファンドは、「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(ヘッジなし)」を含めて3本となった。月末ベースで1兆円ファンドが3本そろうのは、2017年9月以来約3年9ヶ月ぶり。6月はナスダック総合株価指数が過去最高値を更新するなどグロース株が復調し、グロース株に投資するファンドのパフォーマンスが好調だった。1兆円ファンドの3本はいずもグロース株に投資するファンドなので、7月以降にどれだけ純資産総額を増やせるかに注目だ。