finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート
運用会社ブランドインテグレーション評価2025結果発表

【運用会社ランキングVol.1】販売会社が運用会社に求めるものは、運用力か人的支援か? 2025年の評価を発表!

finasee Pro 編集部
finasee Pro 編集部
2025.11.25
会員限定
【運用会社ランキングVol.1】販売会社が運用会社に求めるものは、運用力か人的支援か? 2025年の評価を発表!

『Ma-Do』『フィナシープロ』が毎年実施している「ブランドインテグレーション評価」。投資信託を組成する立場の運用会社を、販売する側の読者がどのように評価しているのか、に焦点を当てた本調査は今回で5回目を迎える。前回同様、「販売会社一般編」「ゆうちょ銀行・郵便局編」「IFA法人編」の3つのチャネルごとに集計したところ、各チャネルの1位は「販売会社一般編」/アモーヴァ・アセットマネジメント(旧日興アセットマネジメント)、「ゆうちょ銀行・郵便局編」/野村アセットマネジメント、「IFA法人編」/キャピタル・インターナショナルと、前回と変わらぬ結果となった。

結果の詳細に触れる前に、調査の概要について説明しよう。本調査では、回答者が運用会社を評価するにあたり重要と考える項目を次の6つに設定(①運用力、②商品開発力・企画力、③営業担当者・研修担当者の質、④サポート力、⑤識別力、⑥ガバナンス〈経営・商品〉)、各項目について重要度を5段階で評価してもらう。その結果に対し、各項目の加重ウエイトによる平均値を算出、「加重ウエイト平均ランキング」を決定。さらに、運用会社の「総合的評価(さまざまな要素を考慮したうえで、自身・自社にとってNO.1 だと考える会社)」の回答について、ランキングを作成する。この2つのランキングの評点を合算し、2で除した値によるランキングが、「ブランドインテグレーション評価ランキング」となる仕組みだ。商品選定・営業の両部門から回答を得た結果、回答企業数184社、回答者数629人となり、過去最高となった前回を大きく上回る回答数となった。

3チャネルにおける6項目の重要度を見てみると、「運用力」が総じて1位ではあるものの、「IFA法人編」ではその数値が突出していることが分かる(図)。また、「販売会社一般編」「ゆうちょ銀行・郵便局編」では「ガバナンス」「識別力」の数値がかなり低いことも、着目に値するだろう。

図 チャネルごとの6項目の重要度


☑拡大画像

 

各チャネルの1位と、選出理由(抜粋)を紹介しよう。

*********

「販売会社一般編」1位/アモーヴァ・アセットマネジメント
【選出理由】
・担当者だけではなく、会社としてのサポート力がすばらしい(研修・資料・講師の質)
・営業員の知識の高さ、プレゼン能力、コミュニケーション能力が優れている。提案資料のクオリティが高く、提案スピードが速い。こちらのニーズをくみ取ってくれる。
・販売会社に対しての面倒見の良さ。販売員にとって特徴が理解しやすい商品の開発や提案、提供ができること。研修資材の提案提供が可能で、かつ使い勝手が良く完成度が高い。

「ゆうちょ銀行・郵便局編」1位/野村アセットマネジメント
【選出理由】
・販売資料から全て分かりやすく構成されている。長期的視野での運用に力を入れており、どのファンドも実績が伴っている。
・いろいろな商品があり、知名度も高く、信用している。月次レポートも見やすい。バランスよく運用を行っている。
・商品力や会社の体制、ガバナンスに関しても、しっかりした体制の下で運営されていて、社会的貢献をするファンドなども展開している。

「IFA法人編」1位/キャピタル・インターナショナル
【選出理由】
・運用成績、運用実績が長期で安定していて、「どんな運用会社なのか」を投資家に説明しやすい営業資料が充実している。
・運用力、サポート体制、担当者の能力、どれをとっても優れている。しっかりと最終顧客に接するアドバイザーに向き合っている。
・歴史、投資哲学、運用実績、知名度、資料内容が最も優れていると感じる。

*********

次回、【運用会社ランキングVol.2】以降、各チャネルについての詳細や、各チャネル1位獲得企業のコメントを紹介する。

 

【運用会社ランキングVol.2】はこらち
 

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
1

関連キーワード

  • #運用会社
前の記事
【運用会社ランキングVol.2/販売会社一般編①】銀行・証券会社からの評価トップは2年連続でアモーヴァ・アセットマネジメント、新NISA2年目で変転期の投信市場が求める運用会社は?
2025.11.25

この連載の記事一覧

運用会社ブランドインテグレーション評価2025結果発表

【運用会社ランキングVol.1】販売会社が運用会社に求めるものは、運用力か人的支援か? 2025年の評価を発表!

2025.11.25

【運用会社ランキングVol.2/販売会社一般編①】銀行・証券会社からの評価トップは2年連続でアモーヴァ・アセットマネジメント、新NISA2年目で変転期の投信市場が求める運用会社は?

2025.11.25

おすすめの記事

【新NISA対象】ブラックロックから「iシェアーズ S&P500 トップ20 ETF」「iシェアーズ ゴールド ETF」が上場! 個人投資家にとっての魅力は…

Finasee編集部

西日本シティ銀行の売れ筋ランクアップファンドに価格変動の洗礼、価格波乱なく堅調に推移するファンドとは?

finasee Pro 編集部

【運用会社ランキングVol.1】販売会社が運用会社に求めるものは、運用力か人的支援か? 2025年の評価を発表!

finasee Pro 編集部

【運用会社ランキングVol.2/販売会社一般編①】銀行・証券会社からの評価トップは2年連続でアモーヴァ・アセットマネジメント、新NISA2年目で変転期の投信市場が求める運用会社は?

finasee Pro 編集部

広島銀行の売れ筋に見えるアクティブファンドの魅力、「ラップ型ファンド」にも評価が高まる

finasee Pro 編集部

長野市vs松本市"不仲説"を乗り越え統合の八十二銀・長野銀が、「もう取引しない」と立腹の取引先と雪解けに至るまで

川辺 和将

著者情報

finasee Pro 編集部
ふぃなしーぷろへんしゅうぶ
「Finasee」の姉妹メディア「Finasee PRO」は、銀行や証券会社といった金融機関でリテールビジネスに携わるプロフェッショナルに向けたオンライン・コミュニティメディアです。金融行政をめぐる最新動向をはじめ、金融機関のプロフェッショナルにとって役立つ多様なコンテンツを日々配信。投資家の皆さんにも有益な記事を選りすぐり、「Finasee」にも配信中です。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」
第15回 住宅ローン金利の上昇はどのセクターにどんな効果を及ぼすか
【連載】こたえてください森脇さん
⑨顧客本位の実践より、自身の営業成績を優先している方が評価されていると感じる
【連載】こたえてください森脇さん
⑫元本保証でない商品の販売を嫌がる職員への働きかけ
「支店長! 正直なところ顧客本位と顧客満足の違いが分かりません」
野村證券の売れ筋にみえる積極的なリスクテイク姿勢、売れ筋ランキングをかけ上がったファンドとは?
金融緩和、インフレ、インバウンドで日本の近代美術作品に熱視線?――アート市場の最新動向を銀座画廊界キーパーソンに聞いた
みずほ銀行の売れ筋は単位型ファンドの一巡で定番ファンドが復調、意外と高リスクのファンドが人気化
三菱UFJ銀行の売れ筋トップに「日経225」、圧倒的なパフォーマンスのアクティブファンドは?
【連載】こたえてください森脇さん
⑪預かり資産業務に対するマネジメント層の理解が低い
日本初のハンセンテック指数連動ETFが東証上場―注目浴びる“中国テック株”が投資の選択肢に
【連載】こたえてください森脇さん
⑫元本保証でない商品の販売を嫌がる職員への働きかけ
長野市vs松本市"不仲説"を乗り越え統合の八十二銀・長野銀が、「もう取引しない」と立腹の取引先と雪解けに至るまで
三井住友銀行の売れ筋でランクアップしたファンドは? ランクインした「ライフ・ジャーニー」は期待以上のリターン
1000億円規模で新規設定された「野村日本バリュー厳選投資」、新規設定金額は2カ月連続大幅増 =25年10月新規設定ファンド
【連載】こたえてください森脇さん
⑪預かり資産業務に対するマネジメント層の理解が低い
三菱UFJ銀行の売れ筋トップに「日経225」、圧倒的なパフォーマンスのアクティブファンドは?
金融緩和、インフレ、インバウンドで日本の近代美術作品に熱視線?――アート市場の最新動向を銀座画廊界キーパーソンに聞いた
広島銀行の売れ筋に見えるアクティブファンドの魅力、「ラップ型ファンド」にも評価が高まる
みずほ銀行の売れ筋は単位型ファンドの一巡で定番ファンドが復調、意外と高リスクのファンドが人気化
いわき信組処分の余波……金融庁は刑事告訴を検討も、地域金融機関を救う「資本参加制度の延長論」に落とす影
片山さつき新大臣は「資産運用立国」基本線を継承へ!一方、岸田元首相が運用業界につきつけた「注文」とは…
投資信託の「運用損益」プラス顧客率ランキング 
銀行、証券会社以外の選択肢とは?【IFA編】
【連載】こたえてください森脇さん
⑩役席者には収益目標、現場には残高目標。両方を達成するには?
【新連載】プロダクトガバナンス実践ガイド~製販情報連携の背景と事例
①プロダクトガバナンスが注目される背景と製販情報連携の重要性
【連載】こたえてください森脇さん
⑪預かり資産業務に対するマネジメント層の理解が低い
【みさき透】高市内閣で「運用立国」から「投資立国」へのシフトが加速へ
ファンドモニタリングは、どの指標を参照すればいいか
(3)アクティブファンドのモニタリング② α(アルファ)値とβ(ベータ)値
【文月つむぎ】片山さつき新大臣に贈る言葉
銀行・保険会社による暗号資産解禁案、金融庁がにじませた「躊躇」を指摘する声も。その理由とは…?
【文月つむぎ】証券口座乗っ取り被害ゼロへ 金融庁の新監督指針を読み解く
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2025 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら