2024年にスタートする「新NISA」で、成長投資枠での購入が認められる投信の基準に対する波紋が長引いている。金融庁が23年3月に公表した新NISAに関する告示で明らかになった基準を厳密に適用すると、約6000本ある公募投信のうち、成長投資枠で買えるものは3分の1、約2000本にとどまる。投資家の選択肢を狭めるうえ、現在の売れ筋商品で排除されるものが多いため、金融機関や運用会社などの営業戦略にも影響を及ぼすことになるからだ。
2024年にスタートする「新NISA」で、成長投資枠での購入が認められる投信の基準に対する波紋が長引いている。金融庁が23年3月に公表した新NISAに関する告示で明らかになった基準を厳密に適用すると、約6000本ある公募投信のうち、成長投資枠で買えるものは3分の1、約2000本にとどまる。投資家の選択肢を狭めるうえ、現在の売れ筋商品で排除されるものが多いため、金融機関や運用会社などの営業戦略にも影響を及ぼすことになるからだ。
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「キレイな制度になれ」と天の声
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finasee Pro 編集部
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