加入者の評価ポイントは「使い勝手」と「社会貢献性」

――みらいプロジェクトコースは、そうした特徴的なコンセプトによって他のiDeCoプランと大きく差別化が図られているプランだと感じています。加入者の皆さんは、どんなところを魅力と捉えていらっしゃるのでしょうか。

「手数料水準が低い」とのお声もたくさんあるのですが、「商品ラインアップが魅力的」というご意見や「社会に貢献するという理念に共感した」といったうれしいお言葉も頂戴しています。最近ではESG投資に関心を持たれたことで本コースを選んでいただくケースも増えていると聞いています。加入者の方にはぜひ、「商品を選ぶ楽しさ」を感じていただきたいと思いますね。

また、身近に店舗があること、対面で相談できることを重視される加入者様も多数いらっしゃいます。全国の店舗でご利用いただける対面でのサポート体制や、平日は21時まで、土日も17時まで対応している専門コールセンターをご用意している点は、ネット証券と違い、安心してご利用いただけるという反応もいただいています。実際、iDeCoに関するご相談ということでの来店予約が増えてきました。とはいえ、WEBでの申し込みのしやすさにも注力しており、2021年3月1日からWEB加入手続きがスタートしましたので、ますます使い勝手がよくなりました。

そして何よりうれしいのは、iDeCoを通じて、個人の資産形成のみならず持続可能な社会を実現するという「iDeCo×社会貢献」のコンセプトに共感して加入していただいているお客さまが、若年層を中心に増えてきていることです。このコンセプトに沿うかたちで成長分野に投資できる商品ラインアップも、大きな魅力としてご認識いただいています。

また、毎年12 月末の利用者数に応じて国内の「困っている子どもたち」を対象にSMBCが全額負担で寄付を行っているのですが、加入を検討されている方から「どこに寄付しているのですか?」というご質問を頂くこともあり、社会貢献への関心の高さを実感しています。2019年度の寄付総額は159100円でしたが、2020年度の総額は100万円程度と、大きく増える見込みとなっています。

――打ち出しているコンセプトが、加入者の方にもしっかり響いているのですね。商品ラインアップにも特徴がありますが、実際によく選択されている商品はどれですか?

取り扱っている商品は以下の通りですが、中でも多くの方が選んでいるのは、2020年7月に追加された低コストのインデックスファンド「SMBC・DCインデックスファンド(日経225、S&P500、MSCIコクサイ)」です。また「ESG、インパクト投資」「イノベーション・インデックスシリーズ(AI、フィンテック、シェアリングエコノミー)」等、これからの成長を見込めるインデックスファンドも、みらいプロジェクトコースならではの特徴ある商品です。