2026年3月の月間新規設定ファンドは45本
投資対象地域別の純資産総額は国内140兆829億円(同14兆7,368億円減、株式投信に占める比率48.5%)、海外76兆8,616億円(同4兆8,717億円減、同26.6%)、内外が72兆1,106億円(同3兆9,470億円減、同24.9%)となっている。前月と比べて国内比率が1.0ポイント減少し、海外比率が0.5ポイント、内外比率が0.6ポイント高まった。
投資対象地域・資産別では、国内株式が130兆1,116億円(同14兆2,254億円減、同45.0%)、海外債券が10兆293億円(同1,709億円減、同3.5%)となった。国内株式は前月比1.2ポイント減、海外債券は0.2ポイント増加した。
インデックス型ファンドの純資産総額は184兆8,827億円(同16兆2,940億円減)で、株式投信に占める比率は64.0%(同0.4ポイント減)に達している。インデックス型ファンドへの資金シフトが継続していることがうかがえる。
公募投信のファンド本数は5,801本となり、前月末から9本増加した。内訳は株式投信5,715本(同9本増)、公社債投信86本(前月同数)。新規設定は「マテリアル・イノベーション戦略株式ファンド(為替ヘッジなし)」(三井住友DSアセットマネジメント、設定年月日:2026年3月13日、設定額:956億9,100万円)、「TracersMSCIオール・カントリー・ゴールドプラス」(アモーヴァ・アセットマネジメント、設定年月日:2026年3月6日、設定額:94億8,800万円)、「ニッセイ/シュローダー好利回りCBファンド2026-03(為替ヘッジなし・限定追加型)」(ニッセイアセットマネジメント、設定年月日:2026年3月17日、満期償還日:2031年3月10日、設定額:82億300万円)、「HSBCグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2026-03(限定追加型)」(HSBCアセットマネジメント、設定年月日:2026年3月3日、満期償還日:2031年4月15日、設定額:81億4700万円)など45本。償還は36本。
新規設定は前月比で2倍近い。長期化するインフレや地政学リスクの常態化といった構造的な変化への対応を意識した設計のファンドも目立つ。テーマ型では人工知能(AI)インフラ、インド株、素材・イノベーション関連など成長分野への関心が高い。国内株では高配当ニーズへ対応する商品の設定も続いており、インカム需要の根強さもうかがえる。
限定追加型は4本の設定。いずれも満期を2031年前後とした5年物が中心。限定追加型とは、設定後の一定期間のみ新規購入が可能なファンド。主に債券を中心に投資し、償還期限まで持ち切ることで安定的な運用を目指す。新規設定の傾向は、金利環境を意識した安定収益志向に加え、転換社債(CB)を対象に利回りを追求する商品、投資対象を債券でなく米国テクノロジー株式とする商品も登場し、多様なニーズへの対応がうかがえる。
なお、2026年4月1日付で一般社団法人投資信託協会と一般社団法人日本投資顧問業協会が合併し、一般社団法人資産運用業協会へ名称が変更された。
