もはや1位は預貯金ではない

企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入者はどのような運用商品を選んでいるのか。今回参考にしたのは運営管理機関連絡協議会が2025年11月に公表した「確定拠出年金統計資料」。約860万人の加入者が調査対象だ。そのなかに収録されている2025年3月末時点の商品選択割合を参考に、編集部でランキングを作成した。

企業型DC商品選択割合

 
出所:「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」運営管理機関連絡協議会
 

企業型DC加入者が選んでいる商品ランキング

1位 外国株式型(投資信託) 25.2%
2位 預貯金 21.8%
3位 バランス型(投資信託) 20.9%
4位 国内株式型(投資信託) 14.3%
5位 保険 8.5%

出所:「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」運営管理機関連絡協議会よりFinesee編集部作成

加入者に選ばれている商品ランキング。1位を獲得したのは外国株式型(投資信託)で25.2%。2位は預貯金で21.8%だった。2024年3月末は預貯金が1位だったが、外国株式型が前年比2.9ポイント増加、預貯金が前年比1.2ポイント減少して、ついにトップが交代した。

躍進の1つとして考えられるのは外国株式型の比較的好調なパフォーマンス。たとえば米国株の場合、代表的な株価指数の1つであるダウ平均は2025年3月末で前年比約5%上昇。なお2025年3月末といえばトランプ大統領による相互関税をきっかけにした株価調整の最中だった。

3位には株式や債券など複数の資産を組み合わせたバランス型(投資信託)が登場(20.9%)。4位は国内株式型(投資信託)で14.3%。こちらは前年から1.0ポイント減少している。前年比プラスを維持したダウ平均と対照的に、同時期の日経平均株価は約11%下落。パフォーマンスで明暗が分かれたことも影響しているかもしれない。