「家賃・光熱費で月8万円」母から突きつけられた厳しい明細

我が家で絶対的な権力を持っているのは“家付き娘”の母です。亡くなった母方の祖父母に気に入られて婿養子に入った父は母に頭が上がらず、何でも母の言いなりでした。

母は過干渉で学生の頃まではウザと思っていましたが、就職して家を出る私を見送る姿は寂しそうだったので失意の娘を温かく迎えてくれると思いきや、「大地だけでも持て余しているのに、あんたまで帰ってくるなんて」と言われて唖然としました。

大地は3歳下の弟で、生まれてから一度も家を出て生活したことがありません。子どもの頃から成績は良かったものの性格と口が悪く、1日10時間はゲームをしているオタク気質。自分はイケてると思っているようですがあれでは彼女もできないだろうし、10年後は間違いなく“子ども部屋おじさん”になっているはずです。そんな大地からも「不名誉帰還」と言われてイラつきました。

帰還早々、母からはいきなり家賃と光熱費や食費の一部負担を求められました。私だっていい大人ですから、毎月5万円くらいは家に入れてもいいと考えていました。ところが、母が出してきた明細を見ると「家賃5万円+光熱費1万円+食費2万円」とあり、ほぼ北千住の家の家賃水準です。

「麻央ちゃんだってもう30歳なんだから、それなりに稼いでいるんでしょ」というのが、母の言い分です。確かにここ数年は毎年昇給がありましたが、その分、税金や社会保険料の負担が重くなっているので、手取りが増えたという実感はありません。その上、チルな暮らしのために値の張る家具や食器を買いまくったので、銀行口座の残高は50万円前後で固定化していました。

かくして、実家暮らしなら少しはお金が貯められるだろうという目論見はしょっぱなから見事に砕け散ったのでした。

それだけではありません。私の帰宅のタイミングを見計らって「スーパーで玉ねぎとカレー粉を買ってきて」「キッチンペーパーがなくなっちゃったから駅前のドラッグストアで買ってきてくれない?」というLINEの嵐。しかも、こちらから請求しないと代金も払おうとしないので、レシートを確保して買い物と交換でお金をもらう形にしました。

私が低姿勢なのをいいことに、母は休日には家事を私に丸投げして買い物や観劇に出かけるなどやりたい放題です。