トップスリーは全て関西圏の都市が独占!
貯蓄が上手な地域をどうやって判別するのか。今回参考にしたのは総務省が2025年5月に公表した家計調査(貯蓄・負債編)だ。全国の県庁所在地および政令指定都市(全52都市)の二人以上世帯の貯蓄額と年間収入も収録されているので、編集部で貯蓄額を年間収入で割って年収対貯蓄額(倍率)を算出しランキングを作成した。たとえば倍率が2倍の場合は、年収の2倍の貯蓄があることになる。倍率が大きいほど年収の何倍もの貯蓄があることになり、貯蓄上手である可能性が高いというわけだ。みなさんの地域は貯蓄上手なのか、苦手なのか、気になる実態を確かめてみよう。
全国「年収対貯蓄額」ランキング(全国主要52都市)
1位 奈良市 4.6倍
2位 大津市 4.3倍
3位 堺市 3.7倍
3位 和歌山市 3.7倍
3位 神戸市 3.7倍
6位 東京都区部 3.5倍
6位 千葉市 3.5倍
8位 横浜市 3.4倍
9位 名古屋市 3.3倍
9位 さいたま市 3.3倍
11位 津市 3.2倍
11位 高松市 3.2倍
13位 相模原市 3.1倍
13位 福岡市 3.1倍
13位 川崎市 3.1倍
13位 京都市 3.1倍
17位 大阪市 3.0倍
17位 岐阜市 3.0倍
17位 徳島市 3.0倍
17位 宇都宮市 3.0倍
17位 熊本市 3.0倍
22位 浜松市 2.9倍
22位 岡山市 2.9倍
22位 水戸市 2.9倍
22位 山口市 2.9倍
出所:総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2025年5月公表)よりFinasee編集部作成
全国の県庁所在地および政令指定都市の年収対貯蓄額ランキング。まずは1位から22位について。調査結果によれば1位に輝いたのは奈良市で4.6倍。年収の4.6倍もの貯蓄額がある計算だ。次いで2位は滋賀県の大津市で4.3倍、同率3位は大阪府の堺市、和歌山市、神戸市が3.7倍で続く。なんとトップスリーは全て関西圏の都市なのだ。
これらの都市に共通するのは必ずしも年収が高いというわけではないこと。同じ調査結果から年収の順位を調べてみると奈良市は25位、大津市は19位、堺市は28位、神戸市は43位。和歌山市に至っては50位だ。限られた収入をうまくやりくりして貯蓄を残す貯蓄上手な地域の可能性がある。
関西といえば安くて良いものにこだわる、金銭感覚が鋭いイメージを持つ人もいるかもしれないが、そのイメージの強い大阪市(17位、3.0倍)はトップテン圏外。関西圏以外の地域として同率6位で登場したのは東京都区部と千葉市(ともに3.5倍)。東京都区部は同じ調査結果によれば、年収は全国1位。関西圏の都市とは事情が異なり、継続的な高収入で「貯蓄上手」の座を勝ち取ったといえるのかもしれない。
