投資信託を選ぶ際、各販売会社が自社のサイトで公開している「売れ筋ランキング」を確認する個人投資家は多い。そのランキングを定点観測して、トレンドを追う連載。今回は、マネックス証券。

マネックス証券の投信売れ筋ランキングの2026年1月のトップ3は前月と変わらなかった。トップに「楽天日本株4.3倍ブル」、第2位が「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、第3位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。前月第5位だった「SBI 日本株4.3ブル」が第4位に上がり、トップ10圏外から「三菱UFJ純金ファンド」が第7位に、「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」が第10位にランクインした。レバレッジ型の国内株ファンドがランキング順位を上げているほか、投資対象に「純金(ゴールド)」を加えたファンドへの注目度が増している。

※マネックス証券サイト内「ランキング一覧」の「月間売れ筋」に基づき編集部作成。期間は2026年1月1日~1月31日。
https://fund.monex.co.jp/rankinglist#MonthlySales

「日本株4.3倍ブル」は5カ月で2.3倍に

マネックス証券の売れ筋ランキングで楽天投信投資顧問が設定する「楽天日本株4.3倍ブル」が2025年9月から5カ月連続でトップを維持している。株価指数先物取引を活用し、日々の基準価額の値動きが、わが国の株式市場全体の日々の値動き(日々の騰落率)のおおむね4.3倍程度となることを目指して運用するファンドだ。「ブル型」は対象資産が上昇している場合は非常に効率的に資産を増やすことができる。1月のランキングではSBIアセットマネジメントが設定する「SBI 日本株4.3ブル」も第4位に上がった。インデックスの動きに連動する「日経225ノーロードオープン」(設定はアセットマネジメントOne)が前月の第4位から第5位に順位を落としていることを考えると、数カ月や数年先まで見通して国内株価が上昇することに強気というよりも、足元の国内株高の勢いに乗ってみようという動きが一層強まったということだろう。

「楽天日本株4.3倍ブル」の2025年9月以降の月次の基準価額の騰落率をみると、2025年9月が26.63%、10月83.76%、11月マイナス19.70%、12月マイナス0.76%、2026年1月が24.46%という成績だった。過去5カ月の累計では130.77%と8月末時点の基準価額が2.3倍になっている。これに対し、「日経225ノーロードオープン」は2025年9月の5.83%、16.62%、マイナス4.19%、0.18%、5.90%で累計は25.45%になっている。ここ数年は国内株式市場も「上昇局面」に入っており、月次でマイナスになるようなことがあっても、数カ月先には株価指数が史上最高値を更新するという展開になっている。この上げ基調に変化がないと考えると「楽天日本株4.3倍ブル」などの国内株「ブル型」のファンドは大きな魅力があることになる。