株価は短期で競合並みの値上がり

建設株のインフロニア・ホールディングスが再評価されています。中長期では出遅れが顕著ですが、短期では競合と同水準の上昇です。

株価は2025年中ごろまで低迷が続いていました。同年5月には三井住友建設の買収を公表すると、翌営業日には7.2%安と急落します。しかし、9月末に中期の業績目標を上方修正すると株価は前日比8.7%高と急騰し、従来の上場来高値(1654円、24年3月)を2年半ぶりに更新しました。結局、25年はプラス75.1%と好調で、直近1年では2倍に値上がりしています(2026年1月19日終値)。

【インフロニア・ホールディングスの株価チャート(過去4年間)】
・株価:2305.5円(2026年1月19日終値)

【チャート】インフロニア・ホールディングスの株価推移を見る(過去5年間)
 
出所:TradingView
 

【主な建設株の株価騰落率(2026年1月19日終値)】

主な建設株の株価騰落率(2026年1月19日終値)
 

株価は短期で上昇していますが、配当利回りは依然として高水準です。今期(26年3月期)は配当金を期首予想の60円から85円へ大幅に上方修正したこともあり、配当利回りは3%台後半を維持しています。

【インフロニア・ホールディングスの予想配当利回り(26年3月期)】
・予想配当金:85円
・予想配当利回り:3.69%

出所:インフロニア・ホールディングス 決算短信

気になるのは三井住友建設の買収です。買収による株価の急落は過去にもありました。23年12月に日本風力発電の買収を公表すると、株価は翌営業日に11.3%安まで売られます。買収費用は転換社債で調達したこともあり、その後の株価低迷の一因となりました。

足元の株価は好調ですが、今後の展開はどうなるのでしょうか。三井住友建設を買収した狙いと課題に迫ります。