債券・株式・金のリターンはどれくらい?
目標金額や投資額、投資期間は自分で決められますが、先に述べた通り、将来の利回りを事前に確定することはできません。ただし、過去の実績からおおよその目安を持つことは可能です。まずは、主な資産の価格推移を見てみましょう。
主な資産の価格推移
期間:2000年1月末~2025年11月末、グラフ起点を100として指数化
●日本国債:FTSE日本国債インデックス、世界国債:FTSE世界国債インデックス、日本株式:TOPIX(配当込み)、米国株式:S&P500指数(配当込み)、金:ロンドン市場金価格(米ドルベース)(世界国債・米国株式・金は、米ドルベースの値をアモーヴァ・アセットマネジメントが円換算したものです。) ●上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
2000年1月末から2025年11月末までのデータを見ると、近年の金利上昇により下落している日本国債を除けば、いずれの資産も概ね上昇していることが分かります。また、日米株式や金(ゴールド)は、大幅な上昇をみせる時期があった一方、2000年代初頭のITバブル崩壊や2008年のリーマン・ショックのような大きな下落も経験し、立ち直るまでには数年を要したことも分かります。
また、同じ期間における1年・5年・10年・15年の異なる保有期間のリターンを比較したのが、以下の表です。表からは、保有期間が短い場合は、投資結果の最大値と最小値の差が大きく、保有期間が長い場合は、平均値に近い結果が出やすくなっているが分かります。
主な資産の保有期間別リターン
期間:2000年1月末~2025年11月末
●各指数に直接投資することはできません。上記シミュレーションは長期投資の効果をお伝えすることを目的とした参考情報です。●日本国債:FTSE日本国債インデックス、世界国債:FTSE世界国債インデックス、日本株式:TOPIX(配当込み)、米国株式:S&P500指数(配当込み)、金:ロンドン市場金価格(米ドルベース)(世界国債・米国株式・金は、米ドルベースの値をアモーヴァ・アセットマネジメントが円換算したものです。) ●上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
これは、短期間の投資ほど、投資期間中における極端に良い/悪い時期の影響が大きくなることが原因です。長期投資をしたからといって、その影響がなくなるわけではありませんが、影響度合いは低くなっていきます。
とはいえ、長く持っていてもマイナスになる可能性はあります。実際に、日本国債や日米株式では10年の最低値は、マイナスとなっています。そして、こうした点からも強調されるのが「時間分散」、つまり投資タイミングの分散の重要性です。
タイミングを分散させれば、「あるタイミングの投資は悪くても、他のタイミングの投資がそれを補ってくれる」といった具合で、投資タイミングによる間違いを修正していく余地が生まれます。
平均値を期待して目標金額を設定した後は、投資タイミングも分散させた長期投資を続けていく。長期積立投資が、資産形成において効果的だとされる理由はこういうところにあります。
資産運用は早く始めて長く続けたい
資産運用は、インフレが進む現代において将来に向けた有効な選択肢です。より長く運用を続けることで資産形成の可能性が広がります。特に若いうちから始めることは、資産運用がどういったものかを実感する機会にもなり、経済への関心を高めるきっかけにもなります。
これから資産運用を始める人も、すでに取り組んでいる人も、目標を持ち、計画的に取り組むことで、将来につながる一歩を踏み出すことができます。資産運用は、誰にでも開かれた選択肢であり、無理のない範囲でコツコツと続けることで、理想の未来に近づくことができるでしょう。


