もうひとつの注目点は、「投信ホワイトレーベルサービス」の存在

また今回、「コモンズ・グローバル30ファンド」を設定されるに際して、もうひとつ注目点があります。それは、運用オペレーションをJAMPファンドマネジメント株式会社が行うことです。

日本資産運用基盤(JAMP)は、投信ホワイトレーベルサービスといって、投資信託の運用に必要な各種オペレーションの外部委託を受けるサービスを展開しています。このサービスによって、運用会社が自前で投資信託委託業のライセンスを取得したり、投資信託ビジネスを営むための体制整備や投信計理システムを購入したりせずに済むため、運用会社はファンドの付加価値向上に直結する投資運用業務に専念できるようになり、それ以外の運用に関連して発生するさまざまなオペレーティング業務を、各種業務から切り離すことができます。

このサービスによって、運用ビジネスへの参入障壁が低くなり、新規参入も加速しそうですが、今回の注目点は、すでに日本国内で長年、運用ビジネスを行ってきたコモンズ投信が、投信ホワイトレーベルサービスを活用してファンドを立ち上げたことにあります。