二人以上世帯は資産形成に積極的?
同じ40代でも二人以上世帯では異なる傾向が見られるのか。調査結果を見てみよう。
■元本割れを起こす可能性があるが、収益性の高いと見込まれる金融商品の保有(40代二人以上世帯)
40代二人以上世帯のリスク性商品の保有意向を見ていこう。「そうした商品についても積極的に保有しようと思っている」と回答した"積極派"は22.2%だった。単身世帯(16.0%)に比べて6.2ポイント高い水準だ。
一方で「そうした商品を保有しようとは全く思わない」と回答した"消極派"は40.8%。こちらは単身世帯(47.2%)より6.4ポイント低い水準だった。単身世帯に比べると、総じてリスクを取って増える可能性のある商品を持ちたいと前向きな傾向が見られる。
なお、元本割れの可能性はあるものの高収益が見込まれる商品を一部、あるいは積極的に持とうと思う割合を合わせると59.2%であり、これは50代の50.2%より9.0ポイント高い。40代は50代と比べるとまだ老後を迎えるまでに時間があることから、より積極的にリスクを取って資産を増やしたいと考える人が多いようだ。

