元本割れが嫌ならどうする?
元本割れを起こす可能性のある商品を持つことについて、40代単身世帯では消極派が約半数に上った。元本割れを避けたい気持ちがある一方で、元本割れを回避する、あるいは軽減するために何か対策は取っているのだろうか。
■金融資産をより安全にするためにとった行動(40代単身世帯)
金融資産を安全に保有するために40代がとった行動とは何だろうか。調査によれば最も回答率が高いのは「何もしていない」で72.8%だった。そもそも元本割れを起こす可能性のある商品は持っていない人が多いのかもしれない。とはいえ預貯金も手放しで安全とはいいきれない。金融機関の破綻時に保護されるのは原則として1金融機関ごとに元本1000万円と破綻日までの利息に限定されるからだ。
対策をとった人の中では「一金融機関に預けた預金金額が一千万円を超えないように、預入れ先を分散した」が12.3%で最も多く、次いで「金融商品の安全性に関する情報を収集した」が12.0%だった。40代単身世帯では具体的な行動をとっている人の方が少ないことが分かる。

