元本割れ対策、50代は何か取っている?
元本割れを起こす可能性はある半面、高収益を期待できる商品を持つことについて、50代単身世帯では約6割の人が消極的だった。すなわち元本割れを避けたい人が多いと推測されるが、何か対策は取っているのだろうか。
■金融資産をより安全にするためにとった行動(50代単身世帯)
金融資産を安全に保つために50代はどんな行動をとっているのか。まずは単身世帯から調査結果を見ると、最も回答率が高いのは「何もしていない」で75.1%。2位以下を大きく引き離してのトップだ。ただし、これまでの調査からそもそもリスク性商品を持っていない人もいる可能性がある。そのような人々は、「持たないこと」自体が最大の対策と考えているのかもしれない。
次いで「一金融機関に預けた預金金額が一千万円を超えないように、預け先を分散した」が10.9%。万が一、金融機関が破綻した場合でも原則として預金等は戻ってくる。ただし各種条件があり、金額面では1金融機関ごとに預金者1人当たり元本1000万円までと破綻日までの利息等に限られる。そのため複数の金融機関に資金を分散することで注意しているというわけだ。

