バランス型は「積極型」に人気
8月のランキングで「MUFGウェルス・インサイト・ファンド(標準型)」が引き続きトップになったが、第8位から第6位に順位を上げた「MUFGウェルス・インサイト・ファンド(積極型)」のランクアップがめだつ。「MUFGウェルス・インサイト・ファンド」は、ポートフォリオのリスク水準に着目した資産配分を行うバランスファンドで、「標準型」の目標リスクは年率10%程度、「積極型」は同14%程度だ。バランス型の魅力は、「株式」や「債券」などに分散投資しているため、株式市場が好調な時、債券市場が好調な時など、その時々の市場環境にかかわらず、安定的な収益が確保できるところだ。
ただ、2025年5月以降のように、世界的に株式市場が上昇基調になってくると、株式への投資比率が高い「積極型」のパフォーマンスの力強さが注目されるようになる。特に、8月から9月にかけてうわ抜けてきたようにみえる「積極型」の上昇が、9月の米国利下げ後の動きにおいても維持されるものかどうか、今後の推移を見守りたい。
執筆/ライター・記者 徳永 浩