変わる資産運用の選択肢、安全志向から成長志向へ

投資信託の内訳を見ると、外国株式型とバランス型の選択率が右肩上がりで高まっていることが分かります。

特に外国株式型は3年間で、12.4%から22.3%へと大幅アップ。バランス型も着実に伸び続けており、18.9%から20.8%へと上昇しています。この傾向から、リスクを取りながら資産の成長を狙う人が増えていることがうかがえます。

なお、元本確保型を見てみると預貯金が23.0%、保険が9.2%となっており、預貯金の方が多く選ばれています。保険の選択率は全体の約1割にとどまっています。

こうした変化の背景には、低金利環境が続く中で、将来の資産形成を考える意識が高まっていることがあるのかもしれません。元本を守る選択肢から、運用益を期待する選択肢へとシフトする流れが進んでいるようです。

●選ばれている元本確保型商品とは?後編:「企業型確定拠出年金の商品「元本確保型」で選ばれているものとは【最新調査・年代別】」にて詳報している。