iDeCo一人当たり資産額年代別ランキング

iDeCoの一人当たり資産額は以下のようになっています。

iDeCo資産額(年代別)

 
出所:「確定拠出年金統計資料(2024年3月末)」運営管理機関連絡協議会
 

iDeCo一人当たり資産額年代別ランキング

1位 70代 471万円
2位 60代 337万円
3位 50代 188万円
4位 40代 121万円
5位 30代 81万円

見事に年代の高い順に並んでいます。70代が471万円、60代が337万円と、年代が高いほど一人当たり資産額が多い傾向にあります。年代が高い方がiDeCoの加入年数が長い可能性があり、その分、掛金を積み立てられる期間も長くなることが一因だと推察されます。

また、運用する商品の選択によっても運用損益の良しあしは変わってきます。とはいえiDeCoにおいても他の資産運用と同じく、王道とされる長期積立投資の運用方針によるメリットが発揮されている可能性がこの結果から垣間見られるといえそうです。年代別の資産額にもこの傾向は表れています。

iDeCoの資産額、50代が約4割を占める

年代別iDeCo資産額割合

 
出所:「確定拠出年金統計資料(2024年3月末)」運営管理機関連絡協議会
 

年代別iDeCo資産額割合ランキング
1位 50代 42.8%
2位 40代 26.0%
3位 60代 17.7%

年代別のiDeCo資産額の内訳は50代が最も多く、約40%を占めています。さらにいえば40代~60代で実に9割近くを占める構成となっています。

先ほどの一人当たりの資産額では70代が最も多いことが分かりましたが、70代はiDeCoに加入している人数自体が相対的に少ないため、資産額全体の割合から見ると0.5%に過ぎないことになります。70代では既にiDeCoの資産を受け取って、加入自体を終えた人もいることが主因です。

ところで前述どおり、一人当たりの平均資産額が分かったところでいったい掛金をどのくらい、何年かけ続ければ、この平均資産額に近づけられそうかと気になる人もいるのではないでしょうか。そこでiDeCoの平均掛金額を見てみましょう。