8割以上の人が「年収を上げたい」と感じている

今回参考にするのは求人サービスを提供するIndeed Japanによる20代~50代の正社員を対象にした調査。最初に直近1年間で年収を上げたいと思った瞬間があるかを聞いている。

結果は80.6%の人が「ある」と回答。やはり多数の人が現在の年収では足りないと感じているようだ。

出所:Indeed Japan株式会社 「自分の年収(個人年収)に対する意識調査」

「周りと比較して」年収を上げたいと思う人が多い年代は?

何をきっかけに年収を上げたいと感じたのだろうか。調査によれば、全体では「給与額を見たとき」と回答した人が46.0%と最も高かった。続いて「お金を使ったとき」が41.7%、「ボーナスの金額を見たとき」が32.4%と続く。

世代によって特徴はあるのだろうか。20代だと「友人・知人・家族の収入や生活レベルを知ったとき」の回答率が全体と比べて9.5%高かった。働き始めて年数が浅いこともあってか、周りと比較して年収のレベル感を知る人が他の年代に比べて多いようだ。

30代は「給与額を見たとき」「ボーナスの金額を見たとき」が全体に比べて5%以上高い。ある程度仕事に慣れてきたところで、給料やボーナスが割に合っているのかを実感する人が多いのだろうか。

40代は全体との差分が比較的小さいが、「源泉徴収の金額を見たとき」が全体より4.2%高かった。税金の高さに愕然として、年収アップを考える人がいるのかもしれない。

50代は「老後資金や年金に関して、話題を目にしたとき/考えたとき」が全体より8.3%高い。老後2000万円問題などがあるなか、今の給料で老後資金を貯められるのか。定年まで残り時間が少なくなっているだけに気になるところだろう。

出所:Indeed Japan株式会社 「自分の年収(個人年収)に対する意識調査」