株価4割の下落から再び最高値圏 配当金の上方修正で利回り3.5%台に
日本特殊陶業が再び高値をうかがっています。株価は2024年4月の上場来高値(5362円)から同年8月の年初来安値(3267円)まで4割ほど下落していました。しかし以降は上昇に転じ、5070円で2024年の取引を終えています。決算で今期(2025年3月期)の好調な取り組みが確認されたことから、見直し買いが入った可能性があります。
【日本特殊陶業の株価チャート(過去5年間)】
・株価:4967円(2025年1月6日終値)
業績好調を受け、予想配当金も上方修正されました。1株あたり配当金は177円を予定しており、期首予想から11円の引き上げ、前期比13円の増配です。配当利回りは3.5%台となっています。
【日本特殊陶業の予想配当利回り(2025年3月期)】
・予想配当金:177円
・予想配当利回り:3.56%
出所:日本特殊陶業ホームページ
配当金は新NISAで非課税にできます。個別株へ投資する場合、成長投資枠を通じた投資となります。成長投資枠は年に240万円まで利用できます。日本特殊陶業の場合、足元の株価水準で400株まで購入でき、1株あたり配当金が177円なら総受取配当金は7万800円となる計算です。
今回は日本特殊陶業を取り上げます。同社の事業内容と業績を確認しましょう。また同社が東芝マテリアルを買収した狙いについても迫ります。