経済版「流行語」ランキング 2位は「AI」、1位は?

こちらも師走になると発表されるのが流行語大賞。それでは2024年の経済分野の流行語は何になるのか、個人投資家の意見を聞いてみよう。

出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ

調査によれば、最も回答者数が多かったのは「新NISA/NISA/つみたてNISA」で114人だった。投資による配当金や売却益が非課税というNISAがパワーアップして新NISAになったことは、個人投資家にとっては一大ニュースだったようだ。

次に多いのは「AI(人工知能)」。米国を中心とした株高をけん引する原動力の1つとも言われている。4位の「半導体」や6位「生成AI/ChatGPT」も同じ文脈と思われるが、これらを背景にスター銘柄にのし上がったのが米国の半導体企業であるエヌビディアだ。今や一企業の決算動向が株価全体に影響を与えているという声も。

3位は「円安」。日米の金利差などを背景に一時1ドル160円を超え、輸入品などを中心に物価高騰の引き金になったという意見もある。日銀の利上げなどで最近は円高に振れる局面もあるが、日米の金融政策が予断を許さないなかで来年も引き続き注目が集まりそうだ。

調査概要 調査主体:スパークス・アセット・マネジメント株式会社 調査名:日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024 調査期間:2024年11月8日~2024年11月12日 調査対象:全国の20歳~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託などの金融資産への投資経験がある人)1000人