コンビニやスーパーでも「変化」や「メリハリ」を意識しよう
こうした工夫は、コンビニやスーパーでも試してみる余地がたくさんあります。
誰でもやっている「平日は発泡酒で週末はプレミアムビール」のような「メリハリ」は全体としての予算を抑えつつ、メリハリを作ることで週末の1杯をうれしいものとしてくれる仕掛けです。節約と満足度向上がセットになっています。
お金のやりくりが苦しいときほど、ときどきご褒美を設定してみてください。さっきのビールの話だったら、週1日休肝日を設ければ、週1日のプレミアムビールの予算が確保できることになります。毎日同じブランドで飲食するよりも、変化をつけることで1週間の満足度は増やせるはずです。
仕事で疲れたとき、ちょっとミスをしたとき、あるいはプロジェクトがうまくいって達成感があったとき、「自分にご褒美」をあげてみたくなることがあります。こういうときも、「ちょっといいスイーツ」のようなご褒美で自分をアゲてみるのもいいと思います。
いつもガマンしていたからこそ、ときどき予算をアップさせることで、金額以上の満足につながってくるのです。
意識的なメリハリで「予算は変えず幸福度アップ」を実現!
家計管理、節約のコラムを読むとき「いくら減らせるか」だけに注目が集まりますが、これは出費額にだけ注目しており、満足度やウェルビーイングは置き去りになっていることがあります。
今回はあえて「メリハリつけて、幸福度や満足度を上げてみる」という話をしてみました。
節約と言うと1年365日、出費を削り続けるイメージがありますが、上手に節約をする人は逆に「メリハリ」をつけて、幸せもゲットしているというわけです。
金額だけ削るなら、とにかく何も買わなければ実現するでしょう。しかしそれではあなたの喜びはほとんどゼロになってしまいます。毎日仕事をがんばっているわけですから、それではがんばるモチベーションもなくなってしまいます。
「節約とウェルビーイング」のバランスを考えてみると、きっともっとうまいお金の使い方ができるようになり、仕事をがんばる元気もチャージできるはずです。