「推せる職場」増加傾向

組織開発支援を行うNEWONEは10月、「2024年9月、“推せる職場”の年度別推移と経済に対するインパクトに関する調査」の結果を公表した。有効回答数は618人でインターネット調査によって行われた。

同調査では「働きやすさと働きがいがともに満足な状況」にある職場を“推せる”と定義。職場環境を「働きがい」と「働きやすさ」の2軸で、「残念な職場」「ストイックな職場」「優しすぎる職場」「推せる職場」の計4つに分類した。

出所:「2024年9月、“推せる職場”の年度別推移と経済に対するインパクトに関する調査」

なお、2024年の推せる職場の割合は、昨年(18.1%)と比べ約4ポイント増の21.8%だった。

各職場への転職意向度をめぐって、「働きがい」「働きやすさ」の両方が低い「残念な職場」では「転職しようか迷っている」(32.80%)が最多で、「特に何もなければ定年まで働きたい」(28.00%)、「転職活動中」(16.80%)、と続いた。残念な職場では、ほかの3分類と比べて、「転職活動中」の値がもっとも高かった。

出所:「2024年9月、“推せる職場”の年度別推移と経済に対するインパクトに関する調査」

「働きがい」は高いが働きやすさは低い「ストイックな職場」では、「現職でキャリアアップできる間は働きたい」(36.55%)、「特に何もなければ定年まで働きたい」(28.97%)、「転職しようか迷っている」(16.55%)と続いた。