国民年金と厚生年金でベースとなる公的年金額を算出する

溝渕さんは大学を卒業した22歳から38年間、同じ会社で働いています。溝渕さんが65歳から受け取れる公的年金見込額は、厚生労働省の公的年金シミュレーターによれば国民年金と厚生年金を併せて年額169万円。月額に換算すると約14万円です。毎月の生活費として使える金額が14万円となると、決して多くはないかもしれません。まずは日々の生活費はどれくらいかかるのかを確認し、セカンドライフではいくら必要になるのかを計算しておくことが大切です。

ただし、溝渕さんのケースでは産休を挟んでいるため実際に受け取れる年金額はシミュレーション結果よりも少なくなってしまう可能性があり、あくまでも参考金額にすぎません。実際にいくら受け取れるのかは、「ねんきん定期便」等で確認することが大切です。