23歳新入社員Aさんにぴったりな運用パターンとは?

新入社員のAさんは毎月2万円程度の積立を検討います。最適な運用方法を考えるべく、第3回でご紹介した若年層向けの運用パターンをあてはめて考えてみましょう。

<Aさんにあった運用パターンの例>

ファイナンシャル・ウェルビーイング・マネジメント編集部

●ふやす:1万2000円

・企業型確定拠出年金の運用は基本的に株式100%で考える(投資信託)。企業型確定拠出年金の掛金を1万円とすると、所得税+住民税が2000円ほど減額される

・税金の軽減額見合いで浮いた2000円分で従業員持株会の株(個別株)を買う

●ためる:1万円

・新NISAのつみたて投資枠では、5000円を積み立てる。10年後に自分へのご褒美として使う予定があるため、ミドルリスク・ミドルリターンを狙ってバランス運用(株式比率50%程度)を選択する

・給与天引き制度を活用して財形一般に5000円を積み立てる

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以上、新入社員の事例を想定した運用方法を紹介しました。長期の資産運用は少額からでもコツコツ継続することが大切です。自分のリスク許容度や日々の収支の状況にあわせて、持続可能な運用方法を考えていきましょう。

●若年層が株式投資を第一に考えるべき理由については、過去記事【若手社員の資産運用は「株式中心」が最適解! “暴落が怖い”の不安に打ち勝つ最強マインドの作り方とは?】で詳説しています。