下落を乗り越えてさらに上昇を継続してきた株式市場
10年単位で考えると、マーケットはその間にほぼ必ずと言って良いほど、大きな下げに見舞われます。特に株式市場はそうです。でも、その下げを乗り越えてさらに上昇し続けてきたのも事実です。
往々にして、メディアなどは不安を煽(あお)る傾向があるので、大きな下げに見舞われると、「これから世界は大不況に陥る」、「これまでの資本主義は修正を余儀なくされる」などと、まるで世の中が大きく転換するかのようなことを吹聴しますが、それでも株価は暴落前の高値をクリアし、さらに上昇してきました。
少なくとも投資信託を通じて株式市場の値動きにコミットするのであれば、こうした過去の経験則を認識し、かつ世界経済は今後も発展することを強く信じる気持ちが必要になります。逆に、物事の見方が悲観的な人は、そもそも投資などしない方が良いでしょう。