iDeCoの運用状況を確認することから始めよう
国民年金と個人年金保険の受取額は明確になっていますので、まずはiDeCoがいくら受け取れるのか、運用状況を確認することから始めてみましょう。
川口さんは、iDeCoに毎月3万円を拠出しており、トータルで10年間積み立ててきた元本は360万円です。運用利回りはおおよそ3.5%とのことでしたので、運用益は約70万円、トータルの運用結果は約430万円と予想されます。
川口さんが60歳のときに一時金として受け取る場合は約425万円。ちなみに年金として受け取る場合には、5年間で毎年約83万円、10年間で約43万円、15年間で約29万円、20年間で約21万円です。
65歳から受け取れる国民年金と個人年金保険はいくらになる?
先述どおり、国民年金と、奥様が加入している個人年金保険は金額が確定されていますのでそれぞれいくらになるのか改めて確認しておくと安心です。
2024年度の国民年金(老齢基礎年金)は満額で年間81万6000円ですので、夫婦二人の国民年金額は合計すると年間163万2000円。月ごとに割り振ると、1カ月あたり13万6000円です。
また、奥さまが加入している個人年金保険は月額2万円を受け取ることができますので、国民年金と個人年金保険をあわせると、65歳からは月額15万6000円になります。
この額で日々の生活を送ることができるのか、今の支出と照らし合わせて考えてみてください。