「個人年金」に加入している人はどのくらい?

老後資金を準備する方法の一つである民間の個人年金ですが、加入している人は約3割でした。年齢別に見ると30代~60代では3割超が加入しています。また、所得が増えるほど加入している人が多くなり、1000 万円以上では半数が加入していることが分かりました。  

出所:厚生労働省

個人年金に加入している理由を聞くと、「公的年金だけでは、生活に不安があるから」が約63%と最も多く、次いで「公的年金制度の将来に不安があるから」が約54%でした。

出所:厚生労働省

年齢別では、50歳未満で「公的年金制度の将来に不安があるから」が最多、特に20代では約半数。さらに20代は「家族や知人などに勧められたから」が約15%と他世代と比べて多いのが特徴的です。一方、50代以上では「公的年金だけでは、生活に不安があるから」が最多となっています。

出所:厚生労働省

一方で個人年金に加入していない人にもその理由を聞いています。「保険料を払えないから」が最多の約半数、続いて「公的年金制度に満足(信用)しているから」「将来のことは分からず、今の方が大事だと思っているから」がそれぞれ約2割、「勤務先の企業年金や確定拠出年金などに加入しているから」は約1割です。

出所:厚生労働省