積立期間36年9カ月で1000万円突破!

今回のシミュレーション結果を見ると、「対元本増加率」は、前回【毎月5000円で新NISA】日本の年金“平均利回り”で積み立てたら、将来いくらになる?(第1回)の毎月5000円の場合と同じであることがわかります。つまり、「年4%」という利回りが同じであれば、当然、投資元本が増える率も同じになるということです。

年4%の複利運用と同様に増えていくとすると、積立期間に応じて以下のようにお金が増えていくことがわかります。

積立期間10年 … 約1.2倍
積立期間20年 … 約1.5倍
積立期間30年 … 2倍弱
積立期間40年 … 2.5倍弱

毎月1万円でも、40年続けると元本は480万円にもなりますので、年4%で運用できたとすると、40年間の積立投資の元利合計額は、なんと約1186万円に達する計算です!

毎月1万円でも1200万円近くまで貯められる。

40年という「時間」は、それだけのパワーを持っているわけです。すごいですね。

ちなみに、ちょうど1000万円になる積立期間を正確に計算してみると、36年9カ月でした。毎月1万円でも、37年近く続ければ、1000万円に到達するのです。

20代から30代前半くらいの人たちなら、毎月1万円の積立投資を37年近く続けることは、それほど困難ではないはず。やるかやらないかで、将来1000万円も違ってくる可能性があるわけです。

NISAを使った積立投資をまだ始めていない人は、一刻も早く始めるべきでしょう。
積立投資は「時間」を味方につける投資法です。

30年後、40年後、きっと「やっておいてよかった」と思えるはずです。

なお、NISAによる非課税効果は、利益が大きいほど大きくなりますので、積立期間を長期にできる人ほど、国内株式や外国株式の比率を多めにした積立投資で大きな利益獲得を目指してもよいでしょう。