上場企業の平均年収は過去20年で最高額を更新
最初に上場企業の平均年収から。調査は、株式会社帝国データバンクが2023年度決算期の全上場約3800社の平均年間給与(=平均年収)を分析。結果、2023年度の平均年収が651万4000円と、2022年度の637万3000円より14万1000円多い水準となり、過去20年間で最高額を更新。リーマンショックのあった2008年度は550万円程度だったので、15年間で平均年収が約100万円も増加した計算です。
国税庁の統計では、2022年度の日本の平均年収は458万円。それより200万円近く高い上場企業の平均年収の水準には驚きです。しかし上には上がいるようで、上場企業でも経営成績や時価総額など一定の基準を満たす最上位の市場区分である東証プライム市場の上場企業に限ると、平均年収はさらに上がり735万7000円。
さらに東証プライム市場で平均年収が最も高い企業は、M&Aアドバイザリーや仲介業務を行うM&Aキャピタルパートナーズでなんと2478万円だそうです。