接戦の末、総合2位は信託銀行がランクイン

総合2位は三井住友信託銀行。3位との差はわずか0.1ポイントと接戦を制しました。信託銀行とは、顧客の現金に加えて、株式、債券、不動産など多様な資産を預かって管理・運用する信託業務を行う銀行のことで、普通の銀行業務も行っています。

三井住友信託銀行は社名に三井住友とつきますが、1位の三井住友銀行と資本関係はなく、どのメガバンクにも属さない独立系。グループの資産運用残高は約121兆円(2023年3月末時点)と国内最大の信託銀行です。

評価項目別では、商品情報ほか提供情報のわかりやすさなどを評価した「提供情報」、動画・セミナー・Q&Aコンテンツのわかりやすさや問い合わせの際の担当者の対応力などを評価した「サポート体制」で1位を獲得。

信託銀行として個人や企業から預かった財産の管理・運用を行っていることから、専門性の高いサポートが評価されたのかもしれません。寄せられたコメントでもサポートに関するものが多く、「担当者が購入希望の信託商品の実績をグラフにして窓口でやり取りすることができたのが良かった(50代・男性)」「不明点があったときに担当者にいつでも相談できる(20代・女性)」「旧NISAとの違いを分かりやすく説明してくれた(60代以上・男性)」といった声がありました。

図表2 新NISA 銀行 評価項目別ランキング(2024年 オリコン顧客満足度®調査)

出典:株式会社oricon ME 「2024年 オリコン顧客満足度®調査 新NISA 銀行」