新NISAがスタートして早4カ月――。これを機に証券会社で口座開設した人も増えている模様です。特にSBI証券は2024年2月に総合口座の開設数が1200万口座を突破するなど、国内No.1ネット証券会社として、圧倒的な存在感を放っています。
そんなSBI証券ではクレジットカード決済で投資信託に積立投資できる「クレカ積立」も人気。三井住友カードを対象としたクレカ積立ではVポイントが貯まるうえ、2024年3月に毎月の上限金額が引き上げられたばかりということもあって、さらに注目されています。
クレカ積立上限額が月5万円→10万円にアップも…手放しで喜べないワケ
2024年3月8日、金融商品取引業等に関する内閣府令が改正されたことにより、クレカ積立の実質的な投資上限額が、これまでの1カ月あたり5万円から10万円へと引き上げられました。
新NISAのつみたて投資枠での年間投資枠は年間120万円、この改正は「新NISAで毎月10万円分クレカ積立ができるようになる=ポイントをもっとお得に貯められるようになる!」とみられていました。では、実際のところはどうなのでしょうか。
結論から言うと、SBI証券のクレカ積立の上限額アップによる「恩恵(ポイント獲得数アップ)」は10月までの期間限定となってしまいました。
■2024年10月(9月買付分)までのクレカ積立のポイント付与率
上表のとおり、2024年10月(9月10日買付分)までは現行の「使用する三井住友カードのランクに応じたポイント付与率」はそのままに、クレカ積立の上限額が上がったことで「最大ポイント付与数」がアップしているため、ポイント獲得数を伸ばすことができます。