iTrustインド株式(ピクテ・ジャパン)
日本株と同様、インドも、「オールカントリー」に占めるウェートは2%未満に過ぎず、将来的な成長に期待するなら個別の投資信託で取り入れることをおすすめ。先進国ほど株式市場が成熟していない新興国は、ガバナンス面で不安が残る企業もあります。実際に、2023年初旬には新興財閥アダニ・グループの不正疑惑が露呈したことからグループ各社の株価が急落し、インド株式市場全体の混乱を招きました。

こうした背景もあることから、個別企業をしっかり選別するアクティブファンドを検討してみては。当ファンドはインドの株式市場に上場する企業を投資対象としていますが、実際の組入れは25程度と、銘柄を厳選。新興国株式ファンドは総じて信託報酬が高い傾向にありますが、当ファンドは運用を外部に委託せずに自社で完結し、さらにネット専用販売とすることで信託報酬を抑えています。つみたて投資枠対象の唯一のインド株ファンドでもあり(2024年5月1日時点)、資産形成に取り入れやすい点もポイント。

新NISAの「成長投資枠」でおすすめの投資信託は?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(大和アセットマネジメント)
米国の「NASDAQ100指数」に連動した投資成果を目指すインデックスファンド。NASDAQ100指数とは、米国のナスダック市場に上場する銘柄のうち、金融以外のセクターで流動性が高く、時価総額の大きい上位100銘柄で構成される指数。上位構成銘柄はS&P500指数にも採用されているハイテク企業が中心のため、一見するとS&P500指数との違いが分かりにくいですが、S&P500指数が「四半期連続で黒字維持」という採用条件を課しているのに対し、NASDAQ100指数にこうした基準はありません。

赤字企業でも資本やキャッシュフローの基準を満たせば指数に採用されるため、指数そのもののリスクは大きいといえます。将来の成長に期待して、テクノロジー関連株中心に投資したいなら、「全米株式」やS&P500の代わりにNASDAQ100を取り入れても良いでしょう。成長投資枠での積立投資がおすすめのファンドです。