FRB理事7名+地区連銀総裁5名の計12名

FOMCはFRBの理事7名と連邦準備銀行(地区連銀)の総裁5名の合計12名から構成され、FOMCメンバーとなります。

議論には上記の12名に加えて、メンバーである5人の総裁以外の全米各地区の取締役会で選ばれた連邦準備銀行7行の総裁が参加し、合計19名になります。

ただし、実際に金融政策を決める際に投票権があるのは、FOMCメンバーであるFRB理事7名と地区連銀の総裁5名の計12名です。

FOMC(連邦準備制度理事会)の参加者(計19名)

FOMC委員長はFRB議長が務め、副委員長は地区連銀総裁の5名のうちFOMC常任メンバーであるニューヨーク連銀の総裁です。ニューヨーク連銀以外の投票権を持つ地区連銀総裁4名の選任方法は、常任のニューヨーク連銀を除く11行を4つのグループに分け、輪番制で1年ごとに選ばれます。

FOMCメンバーではない残り7行の総裁は、経済および政策オプションの評価を行うことで議論に参加します。FRB理事7名については、FRBのメンバーがそのままFOMCの参加メンバーとなります。

FOMCは、FRBの金融政策を決定するための重要な意思決定機関であり、政策の方向性を示す声明を発表することで市場に大きな影響を与えます。