『パズドラ』で躍進 株価100倍の大相場を形成
ガンホーの躍進は『パズル&ドラゴンズ』がきっかけでした。2012年のサービス開始からおよそ1年で1,000万ダウンロード突破の大ヒットとなり、業績を強く押し上げます。リース年の純利益は前期比で約5倍、2014年度では約37倍へと急増しました。
【当時の純利益(2011年12月期~2014年12月期)】
・2011年12月期:16.57億円
・2012年12月期:82.09億円
・2013年12月期:547.68億円
・2014年12月期:620.38億円
出所:ガンホー・オンライン・エンターテイメント 決算短信
株価も大きく値上がりします。2013年5月には1万6330円の高値を付け、1年前の安値(142.7円)から114倍へと上昇しました。一時は時価総額が任天堂を超え、ソニーグループに迫るほどでした。
【当時の株価(月足、2011年12月~2013年12月)】
パズル&ドラゴンズは現在も人気があり、2023年8月には累計ダウンロードは6100万件を突破しています。シリーズの売上高構成比は全体の48.1% (2022年度)を占めており、ガンホーの屋台骨となっています(出所:ガンホー・オンライン・エンターテイメント 有価証券報告書)