業績うなぎ上り 社員の年収200万円アップ
カプコンの成長は目覚ましく、2016年3月期から8期連続で10%以上の営業増益が続いています。『モンスターハンターフロンティア』といったPC向け人気シリーズの投入や「Steam」(※)を通じた海外向けゲーム配信など、オンライン事業の強化に早くから取り組んでいたことが現在の利益につながっているとみられます。
※Steam(スチーム):米バルブ・コーポレーションが運営するゲーム配信サービス
【営業利益の推移(2015年3月期~2023年3月期)】
好業績は同社の待遇も向上させているようで、正社員の平均年収は2年間でおよそ200万円上昇しました。これは新たに導入した株式報酬制度や利益に連動した賞与制度も寄与しており、業績の改善が社員のモチベーションにつながる仕組みとなっています。
【カプコン正社員の平均年収(単体)】
・2021年3月期:626.6万円
・2022年3月期:718.7万円
・2023年3月期:825.9万円
・2024年3月期:873.2万円(計画値)
出所:カプコン 事業戦略資料