ブラックリスト状態でも利用できる
先払い買い取りの特徴として「ブラックリスト状態でも利用できる」点が挙げられます。
ブラックリスト状態とは、借金返済を滞納するなどして個人信用情報に延滞情報などの事故情報が登録された状態です。信用情報に延滞情報が登録されると、クレジットカードやキャッシングなどの審査に通りません。まともな金融業者からはお金を借りられない状態になってしまいます。
先払い買い取りの場合、実質的に闇金なので審査はなく、ブラックリスト状態の方でも利用可能です。
先払い買い取りは実質的に闇金?
先払い買い取りを利用すると一時的に資金調達できるので、ブラックリスト状態の方を中心に利用者が増えています。しかし先払い買い取りは「実質的に闇金と同じ」であり、非常に危険性の高いものです。
闇金の仕組み
闇金は、貸金業の登録をせずに違法な高金利を課して金もうけをする違法業者です。闇金業(無登録営業)は法律で厳しく禁止されており、闇金行為を行うと「10年以下の懲役または3000万円以下の罰金またはその両方」の刑罰が科される可能性もあります。
闇金を利用すると、一時的にはお金を借りられても、高額な利息を払わねばならず結局は自分の首を締めてしまいます。支払いをしないと激しい嫌がらせなどが行われるケースも多く、家族を脅されたり会社へ電話されたりするケースも少なくありません。
嫌がらせの結果、離婚して家族を失ってしまったり退職に追い込まれたりする方も多数います。闇金は危険なので、絶対に利用してはなりません。
先払い買い取りの仕組み
ではなぜ先払い買い取りは闇金と同じなのでしょうか? それは、先払い買い取りの場合、初めから商品売買が予定されておらず、単なる資金融通の手段として利用されているからです。
先払い買い取り業者が商品代金としてお金を振り込み、利用者は商品代金より大きな金額を「違約金」として返済しなければなりません。これを外形的に見ると、違法金利を取り立てる闇金と全く同じになっています。
そのため先払い買い取りは実質的に闇金と同じ、といわれるのです。