市場は長期だと成長し続けている

日本に近代的な証券取引所ができてから140年以上たちますが、全期間を通じた市場は長期だと成長し続けている株価指数を明治大学のプロジェクトが算出したところ、なんと584万倍になっていたそうです。この間の物価の上昇を割り引いても強力な上昇です。

しかし、短期的には1970年代の石油ショックや2000年代のリーマンショックなど、「○×ショック」のような出来事が何度も起きては20〜30%の値下がりが起きる事件を繰り返しています。それでも、経済は回復と成長を繰り返して、結果的に
は成長(上昇)しているのです。

株式や投資信託が、購入時の価格より値下がりした状態を「含み損がある」といいますが、経済ショック時にはその状態になりがちです。しかし、今すぐお金が必要でないなら売らずに経済が回復するまで待つことで、含み損のマイナス分は自然に消えていくことが大いにあります。

時間を味方につけることができれば値下がりは怖いものではなくなるはずです。