これからの注目点は持続可能な社会と個人の幸せの両立
先日閉幕した世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)では気候変動やエネルギーに関する課題、企業によるイノベーションとテクノロジーの活用、労働市場の在り方と働き方や社会的弱者への対応などが注目テーマとなりました。サステナブルファイナンスによる資金の流れは、企業や個人に関わる投資、融資を通じてこのような課題解決に貢献していきます。
昨年はロシアによるウクライナ侵攻、インフレ、急激な円安などサステナビリティよりも実生活での不安が先にたった年になりましたが、世界のリーダーは喫緊への課題も認識しながら、やはり社会の持続可能性に注目し、社会課題の解決に向けての熱い議論をしています。
この連載の中でも「Money is Power. Money is Voice」とお話してきましたが、ぜひあなたもサステナブルファイナンス(投資でも貯金でも)に関わる一員となって、持続可能な社会と個人の幸せの両立を目指してみてください。私も「ESGの女神」として、企業や金融機関がサステナブルになるよう、これまでの25年にわたる金融業界での経験と最新のコンテクストを盛り込んだインサイトとともに、後押ししていきます。