2022年11月第4週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」の概要
2022年11月第4週の大和証券ランキング1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。10月は7.2%のプラスリターンとなったものの、11月末時点における基準価額は43,232円と、10月末の45,493円に比べて約5%の下落となった。11月の米国株式市場は上昇したが、同ファンドは為替をヘッジしないので、円高・ドル安がマイナス要因となったのだ。円安・ドル高のトレンドが変わりつつあるが、12月以降も同ファンドが大和証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 45,493円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 7,157億円
<騰落率>
1カ月 7.2%
3カ月 0.6%
6カ月 5.3%
1年 -2.0%
※10月末時点
全体を見て:インカムゲイン狙いのファンドが人気
大和証券では、インカムゲイン狙いのファンドが人気だった。ランキング2位の「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」は、国内のリート(不動産投資信託)に投資し、東京証券取引所が算出・公表する東証REIT指数(配当込み)に連動する投資成果を目指す。10月末時点における同ファンドの予想配当利回りは3.7%と高く、インカムゲイン狙いの投資対象として魅力が高い。12月以降も大和証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)
基準価額 2,531円
信託報酬 0.792%(年率・税込)
純資産残高 4,413億円
<騰落率>
1カ月 1.6%
3カ月 -1.6%
6カ月 1.4%
1年 -2.8%
※10月末時点