2020年のコロナショックによって世界各国で利下げがおこなわれ、債券ファンドへの関心は急速に薄れた。また、2022年になって米国を中心に世界各国で利上げがおこなわれているが、利上げは既存の債券にとってマイナスの材料になる。しかし、金利が上昇すれば新発債の利率は上昇するので、債券ファンドはより金利の高い債券を購入できる。2000年代以降、基本的に米国を中心とした先進国の金利は低下してきた。しかし、米国では経済正常化によって2004~2006年、2015~2018年に政策金利を引き上げており、金利上昇局面があった。そうした時期を乗り越えて安定的なリターンをだしてきた外国債券型ファンドに注目だ。
市場や業界の動向を踏まえ、注目の投資信託を紹介する「Finaseeファンドウォッチ・Deep insight」。本記事では三菱アセット・ブレインズのデータを用い、外国債券型ファンドの純資産残高上位ファンドと外国債券の毎月分配型ファンドのリターンランキング上位を紹介します。2022年は米国を中心に世界的な株価下落によって、株式ファンドの運用成績は悪化しました。一方、金利が上昇し、比較的安定的なリターンが期待できる外国債券型ファンドに今後は注目が集まると考えています。
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