日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが人気
国内株式型ファンドでは、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが人気だ。ただ、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドも、短期的な取引が行われる傾向がある。たとえば、アセットマネジメントOneの「日経225ノーロードオープン」は、10月に約140億円の資金が流出した。これは、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で最大だ。10月は日経平均株価が約6%上昇したので、利益確定売りをだした投資家が多かったと考えられる。日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増え、株価が上昇する局面で売りが増える傾向にある。しかし、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは保有コストである信託報酬が低く、「つみたてNISA」などを利用して長期での資産形成にも適している。短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期での運用を考えるべきであろう。
■日経225ノーロードオープン
基準価額 1万9968円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2358.13億円
1カ月 6.24%
3カ月 -0.15%
6カ月 3.46%
1年 -3.24%
(10月末時点)